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HGUCグフカスタム市街地ジオラマ3~4日。
あまり作業出来なかった・・。

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縮尺模型としての解像度を上げるためにモールドを彫っていきます。
自分はタガネ類を持っていないので、ナイフで彫ってます。

シャーペンでに下書きしたりしてデザインを練り、ナイフで軽く切る。
んで、V字に切って線を太く深くし、そこにナイフの先端を入れて横向きに滑らせる。
昔からの定番ですが、工具を持ち替えなくていいので便利です。
精度はタガネに劣るでしょうが、僕にはその“精度”を乗りこなして手なずける自信は無いです・・・w



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個人的に、若干パイプが細いと感じました。
こんな場合は金属線、スプリング、グラスパイプ等にコトブキヤのモビルパイプやメタルパイプ等を使って精度アップを兼ねてサイズ変更をするのが定番です。
でも今回はちょっと違うやり方で“太く見せる”方法を考えてみました。
ここからはかなり個人的な欲と趣味なので、“無いわ”って人も多いと思われますw

では、動力パイプの横センターに出てる“バリ”を有効活用しましょう。
横から見て、“全部のパイプの中心に走ってる”ってのがポイントです。



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バリに沿ってナイフをV字に入れ、深めに切り込みます。



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そこに銅線を這わせて接着します。
先ほど入れた切込みが“ガイド”になるワケですね。
これが後のパーツの基部(ステー)です。



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プラバンを同じカタチに切り出していきます。
最初に切ったもの(下の赤いのがオリジナル)をプラバンに貼り付けて、ソレに沿ってプラバンを切っていき、ナイフの刃を2枚のスキマに入れて剥がす、これを繰り返して数をそろえます。
注意点は、最初の“オリジナル”をガイドにして切り出していくこと。
そうしないと、枚数を重ねるごとにだんだんと大きくなっていったりしますw

コレが何になるかと言うと・・・。



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シュルツェン!!
これがパイプを太く見せる荒療治ですw
ところどころ“歯抜け”になってるのが分かりますでしょうか?
そこには取付金具を再現してます。


シュルツェンとは、第二次大戦のドイツ戦車の車体側面によく見られる薄い鉄板の事。
簡単に言うと「簡単な追加装甲」ってなカンジでしょうか?
車体の装甲に直接溶接するよりも、車体から若干離れたところに設置し、車体とそのシュルツェンの間に“空間が開いてる”というのが防御力として重要なようです。気休めかもしれませんが・・・。

また、本来の役割ではありませんが、進行に支障をきたすほどの泥道などに直面したとき、応急策として外したシュルツェンを泥上に並べ、その上で戦車を進ませたと言う話もあったり。
こういう“本来の役割には無い発想”ってのは、モデラーの思考と通じるところがあるんじゃないでしょうかw



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そのシュルツェンの間を埋めるように付けられたトゲトゲ、まぁ正に“間を埋める”ために付けたんですが、モノとしては何なのでしょう・・・?
イメージとしては三突とか、後半のIV号戦車のシュルツェンステーのトゲトゲです。
シュルツェンを全部外してあって、両サイドにステーのトゲトゲが丸出しの状態が大好き。

さて、モノとしては、単純にシュルツェンの延長的な物なのか?
それとも目標の距離や方位をパイロットが視覚で直感的に素早く測る、モノアイの機能補助的な役割を果たしたりするのかもしれない。

こういうのバカみたいにマジメに考えるのって、なんか男子男子しててナイス。





建物に取り掛かります。
別に自作しなくても市販ので安くてイイのいっぱい売ってますけど。

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モノはスチレンボード。
建物を自作するのには欠かせない素材ですね。

1枚が薄かったので、これを2枚重ねて組み上げていきます。
接着は木工用ボンドとかゴム系ボンド(セメダインやGクリヤーなど)を使用してます。
瞬間接着剤は絶対ダメ!!すごい勢いで溶けます・・・。
でもそれを利用した損壊表現もアリ?



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建物が地面に対して真っ直ぐに建っているか?を調べてます。
垂直チックなものなら何でもOK。とりあえず空き缶を使用。

缶の中心に写りこんだ苦悶の表情が見えますでしょうか?



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こちらは建物の床天井が垂直に付いているかを確かめてます。
コレも垂直を気取ってるものなら何でもOK。



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よし、一旦グフと建物を配置して全体のバランスを見ていきます。
ほう。



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後ろ。
予想してたことですが、グフの背面がビルに邪魔されて見にくいです。
ですので、外壁を崩すなどしてもう少し見えやすくしたいところ。



さて、ここまでで“基本゛が揃いました。
クリスマスツリーで例えるなら「よっしゃ!!“もみの木”こうたったで!!」って言う状態。
この後は“飾りつけ”に入ります。

明日は作業できないから、1週間というか10日かな・・・w