フランドールと自動巻き。

フランドールは主線を太くしてハッキリ目に。
このあとＰＣに取り込んでイロイロします。

さて、そろそろコレ用のキャンバスを作るか。ぐへっ。

初めて自分の意思、興味で機械式時計を購入しました。
今までアナログ時計には心底触れたことが無く、分解して「おっ、このパーツいいな！！」って言う“不順な興味の持ち方”しかした事が無かった。
と言うか、恥ずかしながら一昨日まで電気式（クオーツ）、機械式（自動・手巻き）の違いも知らず、「腕時計は全部電池で動いてるもの」だと思い込んでいた。
まぁ「恥ずかしながら」と言うか、それが“年相応”なんだろうけどさ。

とりあえずでアナログ時計を何本か買った事があるんだが、サイズがレディース並に小さかったのと、一度もゼンマイを巻いたことが無かったので、それらはクオーツ式って事になるんでしょう。
後は厨二病にかかりはじめた頃に買った「懐中時計」もそうなんやなぁ？

と言うことでコチラを購入。
楽天市場で送料込み、2,790円。
機械式って、「それなりに時計としての機能が維持できる値段」が底辺でも４万円前後かな？セイコーとかのなら１、２万のでも合格ラインだと思うけど、僕が選んだ機械式は2,790円。
送料込みで、2,790円。

ブランド名は「ＪＡＲＡＧＡＲ」。
じゃらがーる？じゃらがーら？それともジャガー？
ワケのワカラン数字がいっぱい書かれた文字盤が幾重に重なったデザイン、そして機械丸出しのシースルーが少年心を激しく加速させるぜっ！！！

そういや、今まで「シースルーのアナログ時計ってどこに電池が入ってるんや？」と疑問だったのですが、それも一昨日解決しましたｗ
無知？いやいや、年相応ですっ！！

機械部分は、丹精込めて磨き上げられた数十万クラスの物と比べるとゴツゴツしてて、バリバリにバリがバリバリである。
パーツの名称がよくワカランのだが、機械部分を守る？ように置かれたキンピカのフレーム？のメッキ色が安っぽく、トイウォッチとしてのランクを「上げる」のに大きく貢献している。

ここまでバカにしているような書き方だが、なかなか侮れない。
モデラー的目線なのかどうかはワカランけど、結構見入ってしまう。
たぶん時計好きレベル３～７ぐらいの人は「ライバルに追いつけ追い越せと言わんばかりのスピードと勢いで罵る」ような粗末なものなんだろう。
しかし、目線をずらすと「なんでこの値段でこんな物を作れるの？」と心底ワケがわからない。
俺には出来ないし、バカにする人も到底出来はしないだろう。

まぁ定価は２万ぐらいらしいんだけど、それでも機械式時計の精度と見た目やら、ギリギリのところでよくやったなと思う。
この定価なら腕時計界で横行してる“二重価格”とも思えないしね。

二重価格ってのは「メーカー希望小売価格、198000円がなんと96%OFFで7800円！！」ってな、非常に男らしく正々堂々と胸を張った物のことね・・・ｗ

裏面。
下のにゅ～んが自動巻きの動力源、ローターである。
腕にはめた状態で、これがユラユラ動くことで自動的にゼンマイが巻かれる。
それが自動巻きだ！！←もちろん一昨日知った。
でも、手巻きのゼンマイも付いてるので専らソッチを回してるけど・・・。

時刻合わせてゼンマイ回して起動！！した８時間ほど、長針が50分～55分の間で動かなくなるってのが毎時間続いて「やっぱアカンのかコレ・・・」と落ち込んだが、なんでも“試し運転”って事で、針を何週もグルグル回したりしながら１日様子を見た。

動きがようやく軌道に乗り、止まることなく、それなりの精度でスムーズに時を刻むようになった。
ちゃんと“時計”になった時は本当に嬉しかった♪
手がかかるけど、それゆえに非常に愛らしく思えてくる。

ゼンマイで動く機械式ってのは常に腕にはめていないと１日ほどで針が止まり、仮死状態になる。
その状態が長時間に及ぶと、いざ起こした際に機械がギコギコと不調になる。

要は、機械式時計は「冬のジジイ」と似通った性質の物なのだな。

ほら、まるで先日の“ブルームーン”のような美しさでしょう？

商品の説明蘭には

★青の輝きを放つ【ミッドナイトフェイス】！
文字盤にブルーのクリスタル素材を混ぜたガラスを使用。
角度によって青みがかった輝きを放ちます。

と描かれている。

「嘘こけっ！！たまたまそうなったか、粗悪なガラスはそうなるんやろっ！？」
と一瞬思ったが、何だかんだで美しいから良しだ。
少なくとも「送料込み、2,790円」の造形物の美しさじゃないよね。
そして、「送料込み、2,790円」の物のとは思えないほど長いコラム？よね。

それほど「いい買い物」が出来たって事か・・・。